はじめての老人ホームガイド

老人ホーム・介護施設施設選びのポイントは?

老人ホーム,介護施設

ここでは老人ホーム・介護施設施設選びのポイントについて紹介いたします。
施設選びをする上で重要なことは様々な情報を整理した上で、ご自身に合っている施設を選択していくことです。
下記でみていきましょう。

目次

まずはご自身の情報整理から

■ご自身(ご家族)の情報整理する

①施設に掛けられる予算の把握
資産状況や収入面、ご家族からのサポートからみた月々の掛けられる予算の把握

②健康状態・介護度・認知症・医療ケアの必要性を整理する
健康状態や介護度、認知症の状態、医療対応の必要性

③施設のに入る目的を整理する
「なぜ施設に入るのか」というそもそもの目的の再確認

必要なサービスを理解して希望に合った施設選びを

老人ホームや介護施設を検討するときに、「施設ごとの違いがよくわからない・・・」「自分に合っている施設はどこになるの?」という方も多いのではないでしょうか?
下記は民間運営施設における内容比較したものです。しっかりとそれぞれの違いを押さえていきましょう。

公的施設と民間施設のそれぞれの種類・特徴

介護状態に合わせた施設の選び方

 

最適な施設選びのために

有料老人ホームを検討していく際には、インターネットで調べたりや施設に資料請求を行い、パンフレットから情報収集するのが一般的です。しかしいきなりこれらの情報収集から入るのはおススメできません。
まずはご自身(ご家族)の情報を整理することがSTEP1です。具体的には、①資産状況や収入面、ご家族からのサポートからみた月々の掛けられる予算の把握、②健康状態や介護度、認知症の状態、医療対応の必要性、③「なぜ施設に入るのか」というそもそもの目的の再確認が必要です。
施設を探すときには、突然やってくるため心構えや準備が出来ている方の方が少ないです。そのため「急に施設を検討しなくてはいけない」、「病院からいつまでに退院と言われている」など緊急性を有している場合も多いです。特に③の施設入居の目的については焦る気持ちのあまりに、目的を忘れがちになってしまう方も少なくありません。ご自身(ご家族)の予算や身体面の情報整理、目的を再確認したうえで、STEP2施設見学時に見るべきチェックポイント、確認することをみていくと、スムーズな施設探しに繋がります。

有料老人ホームの施設探しの流れ

介護施設を選ぶ際の優先順位として、①費用面、②エリア、③介護内容の順で考えるとスムーズに考えることができます。上記で記載した通り、インターネットや施設の資料請求の中から施設を選びをするときには、何を優先して絞り込んでいけばよいのか、どの施設が合っているのか、様々な情報が記載されている中から、ご自身が必要としている情報を選定することが難しいというのが本音ではないでしょうか。その時には下記の流れを一つの指標として考えることをおススメします。

費用の捻出先

費用については、毎月の費用はいくらまでなら無理ない範囲で対応できるかを考えていくことが重要です。よくご相談を頂く際に、「だいたいこれくらいなら…」とざっくり見積もりをしている方もおりますが、想定居住期間を考えていなかったり、資産や月々の収入状況の割合から鑑みて、施設費用の負担割合が高い方も見受けられます。無理のない資金計画や、施設への想定居住期間から逆算してかかる費用の見積もりを正確に把握していくことが重要です。お金が続かないために、せっかく慣れた施設から退去せざるを得ない事態は避けましょう。当センターでは、ファイナンシャルプランナーのスタッフがお客様に合った費用面のアドバイスも行います。また資産シミュレーションを使い、目で見て把握できるようにサポートも行います。

複数の施設見学から候補先選定を

施設候補先については、2-3候補の中から選んでいくことをおススメします。施設見学時にチェックすべき点は大きく「ハード面」と「ソフト面」にわかれます。(上記図を参照)
ハード面には、
・立地・駅からのアクセス・施設設備・スタッフ体制・食事内容・レクリエーション・イベント
・リハビリ体制・運営会社などがあげられます。
ソフト面には、
・施設長の雰囲気・職員の対応/態度・ホームの雰囲気・施設内の清潔さ・緊急時の対応・施設入居者の年齢層/介護度・入居者の雰囲気・1日/1週間の過ごし方などがあげられます。
特にソフト面については、インターネットやパンフレットにも記載されていない情報になるため施設選びの重要なポイントにもなりますので、見学時によく確認していきましょう。

入居者が集まる時間帯の見学がおススメ

施設によってはご希望に応じて食事の試食もできます。また入居者の方々が集まる食事の時間帯やレクリエーションの時間帯の見学がおススメです。これにはメリットがあり、
・入居者について:入居している方々の性別・年齢層・雰囲気が確認できること
・スタッフ対応について:スタッフの表情や対応している雰囲気、忙しいときの対応が確認できること
があります。入居した際のイメージにも繋がることが一番です。また施設によっては、体験入居(有料)も受付ていますので、上手に活用することをおススメします。入居後に思っていた生活や雰囲気と違うといったズレが起こらないようにしましょう。

 

有料老人ホームの費用

有料老人ホームの費用では、「入居一時金」と、「月額費用」が必要になります。入居一時金は実質的な家賃の前払いとみなして月額費用を減額し、償却期間(一般的に5年)を過ぎても減額された家賃が継続できる仕組みです。入居金0円で入居できるプランも用意されています。その場合には、入居時の月額利用料がずっと継続される仕組みで入居金を支払う場合と比べて月額利用料は高くなります。

入居一時金とは

「入居一時金」とは、“家賃やサービス費の前払い”になります。そのため敷金や礼金ではありません。施設によっては「前払い金」「入居費」「初期費用」と記載している施設もあります。入居一時金のメリットは、月払い方式に比べて、家賃を前払いしているため月額費用を減額できることです。想定居住期間を超えても追加料金は発生することはありません。期間内に退去(死亡含む)する場合には、入居契約に基づいた未償却分(契約終了日から償却期間満了日までの期間)は返還されます。

長くいるなら入居一時金の方がお得!?

一般的に5年以上入居する場合には、入居一時金を支払うほうがお得になります。施設選びの際には、“入居一時金支払いプランで月額費用を抑えて入居する場合”と、“入居金0円にして月額費用で支払い入居する場合”、どちらを選択すべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか?検討すべき視点は“施設にどのくらいの期間の入居を想定しているのか”が重要になります。入居想定期間は“お客様の介護状態や医療の必要性の視点”などから異なります。入居一時金の場合には、入居時にまとまった費用が必要になりますが、その分月々の費用が抑えられ、償却期間(一般的に5年)を過ぎても減額された家賃が継続できるため、総費用は少なくなります。お客様の健康状態やご予算でも異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。

入居一時金の返還について

入居一時金を支払い入居した場合、償却期間が残っている期間内に退去(死亡含む)する場合には、入居契約に基づいた未償却分(契約終了日から償却期間満了日までの期間)のお金は返還されます。施設により初期償却のされる割合も異なりますので、入居前に必ず確認していきましょう。

上乗せ介護サービス費用とは

「上乗せ介護サービス費用」とは、職員の人員配置が通常よりも手厚い人員配置になっている場合に別途費用がかかります。指定基準の「入居者3名に対して、スタッフが1人以上の介護または看護スタッフを配置」に対して、「2.5:1」、「2:1」ということであれば、通常よりも手厚い体制となっています。こちらは入居時に支払うケースと、月々に支払うケースがあります。

オプション料金とは

「オプション料金」とは、介護保険で賄われるサービス以上のサービスを利用する際にかかる費用です。例えば入浴が週2回と決まっている場合に、週3回、4回を希望する場合にオプション料金がかかります。その他にも規定回数以上の病院付き添いや買い物代行などにもオプション料金がかかります。施設によってオプションで提供するサービスと設定金額を定めているため、見学時によく確認しましょう。事前に介護保険内で賄われるサービスがどれくらいあるのかもしっかりと確認していきましょう。

弊社のサービス紹介

「これらを自分一人でやるのは大変…」、「誰かに相談して合っている施設探していきたい!」これらすべて当センターでサポート致しますので、ご安心ください。お問合せからご入居に至るまで無料でサポート致します。費用面や身体面の整理、入居目的の再確認から老人ホームアドバイザーの目でアドバイス致します。